高血圧治療ガイドラインとリスクについて

医療機関においては高血圧治療ガイドラインにしたがって患者に対してバイアスのかからない一様な治療を行っていくのが基本となっています。
そのガイドラインに基づいて治療を開始し、その結果として生じた患者の容態の変化に応じてうまく現場で適切な治療方針へと導くというのが基本です。
こういったガイドラインが必要になっている原因は、その患者数が増えているということであり、医療機関での対応に困難が生じないようにガイドラインが定められています。
高血圧は世界的にも患者数の増加が問題となっていることから、その治療方針についてもよく研究がなされてきており、その結果がガイドラインに反映されてきています。
そのため、多くの患者に対しては有効な治療が施されるというメリットがあります。しかし、高血圧治療ガイドラインに則って治療を行っていくことにリスクがないわけではありません。
あくまで一般的にはガイドラインに従うと良いというだけであって、個々の患者に合った治療が行われていくわけではないからです。現場の経験というのは重要であり、医師の判断に任せた方がよりよい治療が実現できる場合も少なくありません。
ガイドラインに掲載されている内容はすべて明確な根拠に基づいていますが、必ずしも明確な根拠がなくともよりよい結果をもたらせる場合があります。
そういった経験を重要視する治療が行いにくくなっているのがガイドラインの存在の影響でもあります。
民間で知られている高血圧によいとされている食事や運動といったものもガイドラインでは重要視されることはないものであり、臨床試験などによって結果がはっきりと示されなければならないのです。
そういったリスクがあるということに留意することが医師にも患者にも大切となります。

血圧の測り方と、家庭血圧測定条件設定の指針

血圧は、毎日決まった時間に測定することが重要です。それにより、何が原因で高血圧になるのかがわかってくる可能性があるからです。
また、病院で測定するときには「白衣高血圧」「診察室高血圧」と言われる、医師や看護師に測定してもらうことに対して緊張してしまい、血圧が上がってしまうという症状が出てしまいがちです。
さらに、毎日自宅で血圧を測定することで、医療機関で測定した血圧は低いのに、家庭で測定すると血圧が高くなる「仮面高血圧」などの診断にも役立ちます。
家庭で血圧を測定するときには、毎日時間を決めるようにしましょう。食事や喫煙、仕事や入浴などで血圧は1日の中でも大きく変動するため、毎日「この状態で測る」という時間や行動を決めておくと、測り忘れもありません。
家庭で測定するときには1日2回、朝晩測定すると良いと言われています。1日1回しか測定できない時には朝測定するようにします。起床後1時間以内、朝食前に排尿を済ませてから行うようにしましょう。
測定の際には椅子に座った状態で安静にして測定します。血圧を測る場所は心臓と同じ高さにします。
こうすることで毎日ほぼ同じ条件で計測することができるため、血圧が大きく変動した際の原因を自分自身でも探すことができるようになり、なにか不審な点や疑問点があれば、診察の際に医師に過程で測った血圧の記録を見せながら話をすることもできるため、治療の判断材料として有効に活用することも可能なのです。
家庭で測定する際の血圧の基準値は、135/85mmHg以上を高血圧、135/85mm未満が正常血圧となります。診察の際に測った数値とあまりにも違いすぎるときには、医師に相談するようにしましょう。

喫煙・飲酒・塩分などの血圧に関する注意

高血圧の人は、塩分の他に喫煙と飲酒にも注意が費用です。
まず喫煙に関してです。
タバコに含まれるニコチンには、血管を収縮させる作用があります。タバコを1本吸うと、血圧が約10mmHg上昇するというデータもあります。この血圧上昇作用は約30分続くため、血圧に悪影響を与えます。特に朝起きがけの1本は、血圧を30~50mmHgも上昇させてしまうので危険です。
次に飲酒の影響です。
アルコールを多く摂取する人は、高血圧になりやすいと言われています。毎日お酒を飲む習慣のある人は、そうでない人よりも血管年齢が高くなりやすいです。アルコールには血管拡張作用があるので、血圧を下げる効果もありますが、これは一時的なものです。
それよりも、毎日たくさんお酒を飲むことによる被害の方が大きい可能性が高いです。お酒を飲むと血圧が上昇する理由は、アルコールを摂取すると交感神経が活発になり、腎臓からカルシウムやマグネシウムが失われるからです。カルシウムは血圧上昇を抑制、マグネシウムは血管収縮を抑制する作用があります。
これらのミネラルが失われてしまうことで、高血圧のリスクを高めてしまいます。
最後に塩分についてです。
高血圧の食事療法では、ナトリウムの摂取量を抑えることが重要です。ナトリウム感受性の高い人ならば、塩分摂取量を減らすだけで基準値に戻ることもあります。日本人の1日平均塩分摂取量は13gと言われていますが、これを半分以下の6mg未満に抑えると改善効果が期待できます。
水とナトリウムは一緒に動く性質があるため、血液中のナトリウムの量が増えると血液の中の水の量も増加します。これにより、心臓が押し出す圧力が大きくなり、高血圧を引き起こします。
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